2009年08月07日

64回目のヒロシマ

今年もたくさんの蝉の鳴声とともに響く黙祷のサイレンの音。
平和を学び、4じゅう数年間この地で生活をしてきて、
この日の変わらぬ鐘の音は、昨日も響いてました。

今年のヒロシマは核超大国であるアメリカのオバマ大統領のプラハでの演説を受けて、希望が湧いた年になりそうですが・・・。

過去最高の来賓参加国59ヵ国、その中に核保有国は???
平和を望みながら現実とはかけ離れた理想なのでしょうか。
現実とは残酷な気がします。


 
ヒロシマもあれから64年、
そのうち誰も原爆を語ることが出来なくなってしまうでしょう。
いまだからこそと、口を開き始めた人もいらっしゃいます。
市も大切な声をこうして残してくれてます。
被爆者の証言

以前紹介した被爆教会の出版物です。2,000円で手にすることができます。
「あの日あの時」

こうした、市民レベルの努力でしか頑張れないけど、私の子どもの世代になるとこの地に於いても8月6日が何の日か知らない子もいるけど、小さい頃から聞かされてきた私の世代は、この「原爆の日」風化させてはいけないという気持ちが自然とインプットされているのです。

今回の式典の子どもたちの「平和への誓い」に心を打たれました。
(あとでもう一度動画を見ようとしたら、著作権云々とか会員のみ(有料)視聴とかでみれませんでした(- -; )

その向こう側で、同じ広島の地で田母神元航空幕僚長の講演が行われたそうです。「唯一の被爆国だからこそ核武装しなさい」という内容。

「2020年までに核の廃絶」も「日本の核武装」もどちらも現実的でないような気がするのも事実。


人間は時として残酷な生き物です。人類の長い歴史の中で戦争がない時代はないのです。
戦争がなくなるときは人類が滅亡するときかも・・・。
 
 

少しでも平和を唱えなくてはいけない、祈らなくてはいけない、そんな気にさせられる日なんです。8月6日は。

Machako : 2009年08月07日 10:50

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